ISMSクラウドセキュリティ認証やISO27017に関するご質問Q&A

ISO27017とは規格の名称であり、クラウドサービスにおける情報セキュリティ管理策の実践規範です。ただし、日本ではISMSクラウドセキュリティ認証のことをISO27017と呼称することが多いので、認証名と認識されています。

ISMSクラウドセキュリティ認証とは、ISO27001のアドオン認証のひとつで、ISO27017に基づく要求事項について審査されます。したがって、ISO27001を取得しているか、同時に取得することが認証の条件になります。ただし、ISO27001のようなマネジメントシステムの審査ではなく、対象となるクラウドサービスの信頼性を審査されることになります。

ISMSクラウドセキュリティ認証は認証制度の名称、ISO27017は規格の名称です。 ISMSクラウドセキュリティ認証は、ISO27017に基づいて作成されたISMSクラウドセキュリティ認証に関する要求事項を満たすことを証明する認証制度です。

ISO27001の附属書Aに記載されている詳細管理策の実践規範であるISO27002に、クラウドセキュリティ特有の管理策が追加されました。

JIS Q 27017です。最新版はJIS Q 27017:2016です。なお、JIS Q 27017:2016は、日本規格協会などで購入できます。また、2025年に規格改訂が予定されています。

クラウドサービスを利用する側、提供する側、両社に対する経済産業省が発行しているガイドラインです。詳細は、経済産業省のホームページをご覧ください。

「事故があったから即認証取り消し」ということはありません。ただし、事故後の対応によっては取り消しがあり得ます。